通夜の日に葬儀場に宿泊することは可能なの?宿泊料金はどのくらいするの?

 

お葬式やお葬式は、以前は自宅で行われるのが通常でした。
しかし、近年では葬儀場で行うことが増えています。

日本には昔から、夜通しで故人に付き添いをするという風習があります。
そのため、葬儀場でお通夜を行った場合に、そのままご遺体の付き添いや宿泊ができる葬儀場が多数あります。
ただし、近年は宿泊や付き添いができない葬儀場が増えているほか、宿泊できる場合でも制限が設けられているケースがほとんどです。

今回は、葬儀場に宿泊する場合の注意点や、宿泊した場合にかかる費用などについて、詳しく解説します。

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宿泊できるか否かは葬儀場によって異なる

通夜は、もともと故人を葬る前に親族などが夜通しで死者を守ることを意味し、葬儀に至るまでの夜全体のことを通夜と呼んでいました。
現在では減少しつつありますが、近親者が夜通し故人に付き添う風習が続いている地域もあります。

こうした風習があることから、自宅ではなく葬儀場で通夜を行う際でも、ご遺体に付き添いたいと遺族が希望する場合があります。
そのため、ご遺体に付き添って遺族が宿泊できる葬儀場が多数あります。
しかし、近年では宿泊できない葬儀場も増えており、宿泊できるか否かは葬儀場によって異なります。

近年は宿泊できない葬儀場が増えている

近年では、自宅でお通夜を行う場合でも、夜通しの付き添いがあまり行われなくなってきています。
葬儀場でお通夜を行う場合でも付き添いをするケースが減少し、葬儀場での宿泊を希望する人も減っています。
また、人件費などを節約するために夜間は閉館する葬儀場もあります。
その影響から、最近は宿泊できない葬儀場が増えています。

そのため、お通夜後のご遺体への付き添いを希望する場合は、葬儀場や葬儀業者を決める段階からその希望を伝えて、宿泊可能な葬儀場を選ぶ必要があります。

宿泊できても制限がある場合が多い

宿泊可能な葬儀場であっても、利用に多くの制限が設けられているのが通常です。

泊まれるのはお通夜の晩のみ

まず、宿泊はお通夜の晩に限られます。
葬儀場は宿泊施設ではなく、ホテルのような利用はできません。
夜を徹して故人を守る目的や、葬儀前に少しでも長く故人と一緒にすごす目的で、葬儀場での宿泊や付き添いが行われています。
そのため、基本的に宿泊できるのは、お通夜が終わってから翌日の葬儀を迎えるまでの一晩だけに限られます。

人数に制限がある

宿泊できる葬儀場でも、「2名まで可」などの人数制限がある場合がほとんどです。
葬儀場は宿泊施設ではないため、ベッドなどは設置されていません。
多くの場合、宿泊というよりは仮眠がとれる場所があるという程度です。
大人数が泊まれるような設備は基本的に用意されておらず、宿泊可能な人数には制限があります。

基本的に利用は近親者に限られる

葬儀場の中には、「家族のみ可」といった関係性での制限を行っているところも多くあります。
葬儀場での宿泊は親族がご遺体に付き添うために行われるものであり、こうした制限が設けられているのが一般的です。
基本的に、故人との血縁関係がある人のみ宿泊可能と考えておきましょう。

夜間の付き添いや火気の使用に制限がある場合が多い

このほか、ご遺体のある部屋が夜間は閉鎖され、宿泊はできても付き添いはできないケースもあります。
また、「付き添いの間はロウソクや線香の火を絶やさない」という古くからの風習がありますが、防災上の理由から夜間の線香やロウソクの使用を禁止している葬儀場が多くを占めます。

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喪主は葬儀場に宿泊すべき?

「喪主はなるべくご遺体に付き添って宿泊すべきなのか?」といった疑問をもつ人がいるかもしれませんが、そういった風習やマナーはありません。
葬儀まで線香やロウソクの火を絶やさないという古くからの風習がありますが、そうした場合でも火が消えないよう線香番をするのは基本的に喪主以外の近親者の役割です。

喪主はお通夜と葬儀を通して負担が大きく、葬儀前には可能な限り休息をとるべきとされています。
葬儀場には仮眠ができる程度の設備しかなく、しっかりと休むことができません。
ご遺体に付き添いたいという強い希望がある場合は別ですが、基本的に喪主が葬儀場に宿泊するのは推奨されていません。

宿泊する場合の費用はいくらくらい?

一般的に葬儀場は、ホテル・旅館業法上の宿泊施設としての許認可を得ていません。
そのため、宿泊料ではなく「貸布団代」などの名目で多くの場合料金が請求されます。
葬儀場によって対応が異なり、布団を借りずに自分で毛布などを用意する場合は宿泊費用がかからないところもあります。

そのほか、朝食を提供する葬儀場であれば、朝食代が必要です。
また、ハミガキやタオルなどの洗面セットが提供され、その費用がかかる場合もあります。

宿泊にかかる費用は葬儀場によって異なり、布団を借りる場合は3,000円程度から10,000円程度が目安です。
葬儀場によって設備やサービスに差があるため、費用にも幅があります。
また、貸布団などを利用しなければ料金がかからない場合もあります。

宿泊を希望する場合は、費用がどれくらいかかるのか、設備はどの程度なのかを事前に確認してから葬儀場を選ぶことをおすすめします。

宿泊費用は葬儀プランに含まれている?

葬儀業者やプランの内容にもよりますが、基本的に葬儀場での宿泊は葬儀プランとは別料金と考えておきましょう。
葬儀場での宿泊を希望する人は減少しており、宿泊費用は基本的に葬儀プランには含まれていません。

宿泊する際は貸布団が提供されますが、葬儀業者や葬儀場が直接貸すわけではなく、多くの場合別のレンタル業者に依頼します。
そのための費用は、宿泊する人が支払う必要があります。

なお、布団などを使用しなければ宿泊費用がかからない葬儀場もあります。
葬儀場での宿泊を希望する場合は、事前に費用について葬儀業者や葬儀場に確認することをおすすめします。

設備は?お風呂はあるの?

葬儀場はホテルのような宿泊を主目的とした施設ではないため、豪華な設備を期待しないほうがよいでしょう。
ベッドなどは設置されておらず、基本的に仮眠できるスペースがある程度です。

また、シャワーやお風呂が付いていないケースが大半で、洗面台で顔を洗うことができる程度の葬儀場が多くを占めます。
中には入浴設備やシャワールームのある葬儀場もありますが、珍しいケースと考えておきましょう。
そうした設備のある葬儀場に宿泊したい場合は、葬儀場を選ぶ段階から業者にその旨を伝えておく必要があります。
葬儀場は基本的に宿泊設備が充実しておらず、十分な休息をとるには適していないことを頭に入れておきましょう。

葬儀場に宿泊する際の注意点

葬儀場に宿泊する際の注意点をいくつかご紹介します。

葬儀場の規則を事前に確認する

葬儀場に宿泊する際には、葬儀場ごとに利用条件が異なるため、規則を事前に確認しましょう。
夜間の付き添いができない場合や、夜間のロウソクや線香の利用ができない葬儀場も多く、そうした規則はしっかりと守らなければなりません。
夜通しの付き添いを希望する場合は、葬儀場や葬儀業者を選ぶ段階からその旨を伝えて、付き添い可能な葬儀場を選ぶ必要があります。

ホテルと違って十分な休息はとれない

葬儀場は宿泊を目的とした施設ではありません。
そのため、設備が整っておらず、お風呂やシャワールームがない場合が大半です。
ベッドも設置されていないため、「宿泊」というよりも「仮眠」が可能な程度と考えておいたほうがよいでしょう。
葬儀場では十分な休息をとるのは難しいため、故人に付き添うという目的以外の場合は、自宅に戻るかホテルを利用したほうがよいでしょう。

宿泊する場合は着替えなどを用意

葬儀場は仮眠がとれる程度ですが、なるべくリラックスできるよう着替えを用意しておくことをおすすめします。
葬儀場によっては浴衣などが準備されているところもありますが、そうした葬儀場は珍しいため、就寝用の衣服を準備しておいた方がよいでしょう。
毛布やタオル、枕代わりのクッションなどを持参できれば理想的です。

また、翌日には大事な葬儀が控えています。
葬儀に使用する喪服や数珠などの忘れ物がないよう、事前にしっかりと確認しましょう。

遠方の親族は葬儀場ではなくホテルを利用

遠方の親族のための宿泊施設が必要な場合は、葬儀場ではなくホテルを利用してもらうことをおすすめします。
葬儀場にはお風呂やシャワールームがないことが多く、疲れがとれません。
長旅の疲れをとって葬儀に備えてもらうためにも、ホテルを手配してゆっくりと休んでもらいましょう。

葬儀場での宿泊を希望する場合は必ず事前に業者に相談

葬儀場に宿泊可能か否か、夜間も付き添いできるのかは、葬儀場によって異なります。
近年では、宿泊できない葬儀場が増えています。
そのため、葬儀場での宿泊や夜通しの付き添いなどを希望する場合は、葬儀場や葬儀業者を選ぶ段階からその意思を伝えて、宿泊や付き添いが可能な葬儀場を選ぶ必要があります。
事前に希望を伝えておけば、葬儀業者が適切な葬儀場選びを手伝ってくれます。

なお、ロウソクや線香の火を絶やさないよう夜間に線香番をしたいと思っても、近年は防災上の理由から禁止している葬儀場が多くなっています。
地域によっては消防署の指導によって時間帯が制限されている場合があり、そうした地域では線香番ができる葬儀場を探すのは難しいでしょう。

お通夜は本来夜通しで死者を守ること

お通夜は、もともと故人を葬る前に親族などが夜通しで死者を守ることを意味し、葬儀に至るまでの夜全体を「通夜」と呼んでいました。
しかし、時代の変化とともに、日が変わらないうちに弔問客が退席する時間の短いお通夜が一般的になりました。
短時間の通夜は「半通夜」と呼ばれていましたが、いつしか半通夜が単に通夜と呼ばれるようになっています。
また、葬儀までの間ロウソクや線香の火を絶やさない風習が続いていましたが、現在は徹夜をすることはかなり少なくなり、近親者でも夜間は就寝することが多くなっています。

葬儀場に宿泊できるのは、以前からの風習にしたがって故人に付き添いたいという遺族の希望をかなえるためです。
しかし、自宅での葬儀でも夜通しの付き添いが減っていることから、夜間の付き添いができる葬儀場は減少傾向にあります。
近年では、宿泊自体ができない葬儀場も増えています。

ご遺体に付き添って宿泊したい場合は、葬儀場選びの段階からその考えを葬儀業者に伝えて、宿泊可能な葬儀場を選ぶ必要があります。
また、宿泊可能であっても人数や時間の制限がある場合がほとんどで、本来の通夜のように交代で線香番をするのは不可能だと考えておいたほうがよいでしょう。

まとめ

日本には古くから夜通しでご遺体に付き添う風習があることから、お通夜を行った晩にそのまま宿泊ができる葬儀場があります。
しかし、近年は宿泊できる葬儀場が減少傾向にあり、宿泊できる場合でも人数が制限されていることがほとんどです。
また、ホテルのような設備はなく、宿泊というよりも仮眠ができる程度と考えておいた方がよいでしょう。

宿泊する際の費用は葬儀場によって大きな差があり、布団を借りる場合は3,000円程度から10,000円程度が目安です。
葬儀場によっては、布団を借りなければ費用がかからない場合もあります。

近年は、葬儀に対する考え方の変化から付き添いの希望者が減ってきています。
また、防災上の理由もあって、夜間の付き添いや線香・ロウソクの使用が制限されている葬儀場が増えています。
宿泊や付き添いを希望する場合は、葬儀場や葬儀業者を選ぶ段階からその意思を伝えて、宿泊・付き添いが可能な葬儀場を紹介してもらいましょう。

お通夜の晩は、故人と一緒に過ごせる最後の時間です。
故人に付き添いたい場合は、その希望がかなう葬儀場が選べるよう、事前に葬儀業者に相談することをおすすめします。

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